100年前の美貌女性の生き方『或る女』CD鑑賞、5月例会終わる
5月例会は、5/17(金)午前中、市民会館で開かれました。4月に続き、今月も新しい見学者が来会され、同じように帰りには入会されました。市内の稔台で子ども相手の塾を開いているNさんでした。自主朗読では、早速、菊池寛の『形』を披露されました。出席者17人でした。 *次回6月例会:6/14(金)勤労会館、7月例会:7/12(金)勤労会館、8/2(金)9時30分集合~13時30分・松戸市読書推進センター、{読書にチャレンジ!}イベント。8月例会は夏休み。9/13(金)市民劇場。 はじめに、8/2(金)の{朗読にチャレンジ!}のチラシ案を検討。テキストは『よだかの星』、小・中学生20人を対象、ついでに保護者、成人、読書推進センターからの関係者も受け入れることを再確認。当日は、7グループに分けて、”作品をジカに触れて、楽しさを味わってもらいたい”ということに。PRを開始していくことへ。 今月は、CD鑑賞の隔月日。有島武郎(ありしま・たけお)は、昨年、没後100年でした。作品『或る女』は大正末から昭和前期、足掛け9年をかけての長編小説です。30分のまとめ―各員の感想は? ●娘を置いて、アメリカヘ移住しようと向かう主人公・葉子(ようこ)が、船中で事務長の倉地と恋に落ちるところ、激しい内容でした。(地) ●原本は、長い、とにかく長く、一人の女性の”男性遍歴”とも読める。美しい女性だったからできたのだろう。明治の時代、漱石の個人主義がようよう行き渡る時代、こういう”欲深い女性”を描いた作品に驚きます。(林) ●”欲深い女”とは、思いません、満たされない思いや不満というのは、女とか男とかには関係ないんじゃないですか!。死を意識してこないと、己が見えない!ということなんでしょう?。(藤) ●経済的な部分は、男を利用するというタイプの女性の生き方ですよね。(参) ●男とか女というより、人間のサガという感じです。(n) ●今の時代なら、自分に正直に生きた!と言えるけれども、その時代ではスゴイ生き方!だと思いますよ。(t) 他 |