上野牧野馬土手調査第2弾!

更新日:2023/03/30
掲載日:2023/03/29

今回は、南柏駅南側からスタートして常磐線を横断後、北側保存されている野馬土手を歩き、目的地は、上野牧の馬を集めるところ「捕込」の跡を確認します。

南柏駅南側は、ほとんど跡形もなく道路になってしまいました。迅速図や現在の地図で昔ここに野馬土手があったであろう場所を確認し、現在保存されている松が丘にある野馬土手まで確定しました。

松が丘に保存されている野馬土手は保存されていて、その規模の大きさがわかるほど大きなな構造物であることが確認できます。江戸時代の農民が畑の作物から守るために造り上げられた土手は、その当時をしのばせる貴重な遺産であることを確認して次に進みました。

一部が残っていたり消えてしまった土手を探しながら歩いていると、畑の中に整えられた水神様がみることができる場所まできました。以前は池があったようです。土地の所有者の許可をいただき綺麗に整理された立派な祠にお参りすることができました。

次に訪れた場所は、上野牧の「捕込」があった場所です。今は、学校になっています。この広大な牧の中の馬を勢子たち(この人たちも農民)が追い込んだ様子は、今は、松戸市幸谷にある福昌寺に絵馬として保存されています。野馬土手は、この地域の歴史そのものです。忘れてはいけない歴史、文化を感じる歩きでした。

写真の説明

左から1枚目 南柏南側、道路となった野馬土手の現状

左から2枚目と3枚目 松が丘に保存されている野馬土手

左から4枚目 捕り込め遺跡の碑

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