7月例会は7/9(金)午前、勤労会館会議室で開かれました。ユーチューブによるリーディング演劇『スマコ』~{それでも彼女は舞台に立つ~}を、手持ちパソコンで、その一部を鑑賞しました。画面が小さいことや音量がハキリしないことで、イマイチだったのは残念。でも、各員、のぞきこむようにして、初めてのリーディング演劇の"雰囲気"は分かったことへ!。しばし、"朗読劇とのちがい"や"新しい朗読スタイル"への見聞をひろげる機会になりました。自宅にもどって、パソコン画面から、改めて60分の演出を見て、"感激した!"というメンバーもありました。秋の4回目の{市民向けの朗読講習会}の呼び掛けは、コロナ感染拡大で生涯学習推進事業はストップのまま。9月開催は見送り状態です。
代わって、会員による例会の自主発表の時間拡大と懇親を兼ね、松戸市内の古民家・南花島『隠居屋』で、8/20(金)10時~13時で暑気払いの懇親会をひらくこととしました。例会では、ひとり5分ほどの朗読発表ですが"10分の倍増"を割り当て、朗読講習会の講師をされてきた須藤・広瀬先生には、とくに作品発表をお願いすることになりました。 7月例会の発声練習には、『外郎売(ういろううり)』の【2】―{来るわ来るわ、何が来る、高野のお山のおこけら小僧。狸百匹、箸百膳、天目百杯、棒八百本。…}と、つっかえつっかえでした!。
この日の朗読発表者は10人でした。
◍『昭和よ―遠くの風景』山藤章二。エッセイ。「老人になると、デンと構えて、動かずに居られる場所があるらしい。…いざ、その場所に到達してみると、面喰らっているのだ。そこへ変わらなくっちゃという強迫観念が…』。老後も安閑とは生きていけない不機嫌な時代!。(健)
◍『人間失格』太宰治。(常・林)
◍{断捨離}新聞エッセイ・久田恵。{ここの高齢者住宅には…断捨離はむつかしい。なぞを残していくのも悪くない}(齋)
◍『マクベス』シェークスピア・福田恒存訳。{どうした、何があったのか?…もう、やめにしよう、王は栄進を計ってくれたのだ。おかげで上下の気受けもよい。せっかく手に入れた新しい金襴の美服、むざと脱ぎすてるにはおよぶまい。…}(藤)
◍『路地』詩。{あざやかな花々が、…通り道、路地、鉢植えがある。お互いいい一日…}。(杉)
◍『原体剣舞連(はらたいけんばれん)』宮沢賢治・詩歌。{こんや異装のげん月のした 鶏(とり)の黒尾を頭巾にかざり 片刃の太刀をひらめかす 原体村(はらたいむら)の舞手(おどりこ)たちよ … dah/dah/dah/dah/…}。宮沢賢治が1922年、岩手県奥州市江刺原体地区に伝わる民俗芸能の剣舞をみた体験からの詩集から。 (須)
◍『でんでん虫のかなしみ』童話、新見南吉。{でんでんむしは たいへんな ことに きがつきました。わたしは いままで ウッカリしていたけれど わたしの せなかの からの なかには かなしみが いっぱい つまっているではないか…あなた}ばかりじゃありません。…こらえていかねばなりません。}(成)
◍『フランス人は10着しか服を持たない―パリで学んだ暮らしの質を高める秘訣』。エッセイ、ジェニファー・L・スコット、神崎時子。{マダムの買い物に付いて行った。…あちこち寄っていく。…この手の小さなお店には、ちゃんとしたお会計システムがない。つまり、レジの前にお客さんが並ばないのだ。それぞれ勝手に店員に近づき、ボンジュール!と…}。カリフォルニア生まれのパリ体験話。(中)
◍『平和の詩―みるく世の謳(うた)』上原美晴・宮古島市立西辺中学校2年。{12歳。初めて命の芽吹きを見た。生まれたばかりの姪は 小さな胸を上下させ 手足を一生懸命にうごかし瞳に湖を閉じ込めて おなかすいたよオムツを替えてと 力一杯、声の限りに訴える…}。(小)
◍「ティタイム」エッセイ、新聞切り抜き。心のゆとり。オン・オフの切り替え。本日の司会当番デシタ!。(江)