4月例会は、4/9金に勤労会館で開き、10人が自主朗読をしました。常盤平からの見学者のKさんも、障碍者ケアの激励文を朗読されました。姿勢がよく、声もハッキリされていたので、会員たちからは、"どこかで朗読を経験していたんでしょう?"とか"学校の先生だったんですか?"と、驚きの拍手でした。この日のリサイクル交換の本は、図書館からのリサイクル本より、各自の個人本の提供本が人気で片付きました。残った本はすべて、中央図書館のリサイクルコーナーの市民向けの書棚に置かれました。9月の市民向けの朗読講座は、コロナ禍で様子見というところ。5月例会:5/14金・勤労会館、6月例会:6/11金・勤労会館、7月例会:7/9金・勤労会館です。(写真1)
4月例会の主な作品紹介と朗読は次のようでした。
⦿「おしゃべりの部屋」近藤麻理恵・川村元気の新聞連載記事。{ものを捨てさるからといって…過去がどんなに輝いていて
も…いまが輝いていないと…写真の一枚づつでときめくがいまも感じるものは…}(瀬)
⦿「親父と母」まつとやまさたか、新聞コラム。{親父の死に際には会えなかった、母親とは静かに見送った…}(江)
⦿「春と修羅」宮沢賢治。"死んだらどうなっちゃうのか?"、“生命はどこからきたのか?"賢治の科学者の目と詩人的な宗
教観"を考えさせる作品として紹介。(林)
⦿前月と同じ瀧本哲史著の「交渉術」。{同じタイミングで一台の子ども用自転車の購入をめぐる場面。誕生日記念に娘に贈りた
い男性!、もう一人の女性は娘の自転車競技大会でその自転車が必要!という。どうする?どうなる?}(村)
⦿「私の愛する子ども」手紙形式のエッセイ。老いてしまった母親が娘に送る言葉。{…こんな風景があったことを思い出し
てほしいのです。…今のわたしには、あなたを抱きしめる力がない。支える心があるだけです、生きてきて励ましのこころ
が…}。(藤)
⦿「異端者の悲しみ」谷崎潤一郎。31歳、1917年(大正6)の作。{この一篇は予が唯一の告白書である」とされる作品。
{…こう云いかけた彰三郎は、次ぎに云おうとする言葉の、余りな惨酷さに自ら愕然として、後の語句を曖昧に濁らせ
た。}(二)
⦿「祝婚歌」よしのひろし。詩歌文。{…ふたりがむつまじくいるためには、おろかなほうがいい…}(川)
⦿「刺青(しせい)」谷崎潤一郎。前月の続きを紹介。{…この絵の女はお前なのだ…}。続きは次回へ。(佐)
写真3は、現在、真っ盛りに咲くリナリア(姫金魚草)です―市内「21世紀の森と広場」公園・南口近く。