モグラ駅「土合」から谷川岳天神平へ 旅行報告、平野さんから
更新日:2023/09/14
掲載日:2023/09/01
久し振りに水上へ旅行に行って来ました。上野駅を朝9時に出発し、高崎経由、水上駅で越後湯沢・長岡行に乗り換えました。当駅の下り線ホームは地下にあり、改札口へは486段の階段を登ります。日本一のモグラ駅と言われています。階段は、数段ごとに少し広い踊り場になっており、途中で休みながら登れるように配慮されています。 このような不思議な駅がうまれたのは、上り線は大正時代にできていましたが、昭和40年代に複線化する際、効率のよい下り線を長いトンネル(新清水トンネル)で造ったのです。この駅は、多くの谷川岳登山客の玄関口となっています。ホームからの長い階段登りが、登山のウオーミングアップとして親しまれているとのことです。 旅行の目的は、谷川岳天神平へ登ることです。一度訪れたいと思っていました。土合駅から谷川岳天神平へは、駅前から谷川岳ロープウエイ駅へ乗合いバスで移動しました。そこからロ-プウエイに乗り、リフトに乗り継いで、終点の天神峠へ。リフトの直ぐ足下には、日光キスゲがあちこち咲き、沢山のトンボが飛び交っていました。 天神峠(1,500m)でリフトを降り、間近にある天神山(1,502m)へ登りました。標高もそんなに高くないので、涼しいという感覚はありませんでした。天神峠から周囲の山並みを見て、も冠雪しているような山はありませんでした。しかし、冬場になれば、それぞれの山々も雪に覆われ素晴らしい景色を眺められたでしょう。 当日の夜は、湯桧曽の宿の温泉で疲れを癒し、翌日、帰路に着きました。博物館友の会の会員ですでに当地を旅行された方があるかもしれませんが、私の見たものを纏めて報告させていただきました。(文・写真、平野正敏・会員) |