市立博物館のリニューアルは1年後から工事へ 3年間、改修へ

更新日:2024/12/31
掲載日:2024/12/26

 12/11(水)午後から、松戸市立博物館からの求めで、博物館のリニューアルについて、意見の場がありました。{ハードのハコモノだけでなく、展示やソフト面で多くの市民からの提案を受けて来た。さらに、友の会からも意見をお聞きしたい?}という趣旨でした。館側から教育長、文化財保存活用課長、博物館学芸員、友の会から会長、企画担当、運営委員が参加し、ざっくばらんに、意見を出しました。途中、展示室を改めて一周し、オープン時からの経過を確認したりした2時間でした。以下は概略ですー

◎これまでのリニューアルへの経過―松戸市立博物館は、平成5年(1993年)4月末に開館しました。30年が過ぎました。まず、建物そのものの建築・電気・給排水・空調など老朽化があり、改修が必要です。合わせて、{市民にとって、博物館としての魅力}も求められています。博物館・松戸市教育委員会としては、すでに昨年・平成5年4月に「松戸市立博物館リニューアル基本構想・基本計画」を発表しています。3年前から観覧者からの意見も集め、利用者像、展示の意見、未知への課題、自由意見などを整理してきてます。(ネット閲覧できます)

◎この日の意見からー●友の会は発足から20年を過ぎたが、楽しく遊ぼう!ということで、博物館と連携しながら自主性を持って、各種の行事の活動をしている。現会員は245人、課題は会員の平均年齢が75歳という高齢の実情、今後、博物館が3年間休館となれば、どう運営していくかを考えていかねばなりません。●展示場での説明には、AIによる質問と答えの方法とか、あたらしい観覧技術を取り入れてほしい。スマホ利用のQRは普通になってきている。各地の博物館の実例を取りいれてほしい。●博物館活動では、自主的な友の会があるのは、まだ2割程度。当会では『近隣館情報』発行しているが、さらに、当館が「情報センター」の役目になってほしい。●入館してすぐ、”松戸って、こういうところなんだ!”という、インパクトがほしい。●いつ来ても、ワクワクするような展示にしてもらいたい。●情報がネット時代で便利になった。逆に、ホンモノがある!、できれば”触れる、見れる!”場所になってほしい。●友の会のメンバーだって、リニューアルの時期も内容も分かってはいない。etc.

◎博物館側の説明から―改修工事は、平成7年12月からとし、2年間は休館となろう。館内の部外者使用はできなくなる。大きくは,1階のプレイルームを拡充し、”子どもも大人も楽しく松戸の歴史・文化が学べる『子どもミュージアム』”をつくる。2階の展示室は、これまでの過去~現代の「総合展示」と、虚無僧・20世紀梨・囃子踊りといった「主題展示」とがある。今後は、高城氏のこと、小金牧、御鹿狩り、など新しい資料の提供や、展示物も定期的な入れ替えをこころがけていく。誰もが学べる展示方法を工夫していきたい。子ども、おとな、高齢者、ハンデイのある方、外国人など、検討課題は多い。「常盤平団地」のモデル、講堂・図書コーナー・ファイリング相談は残すが、「喫茶コーナー」(4月から閉鎖中)は撤去の予定。etc.

*これまでも、おりおり、リニューアルへのアンケートや意見依頼を、当会にも求められてきております。まだ、ここまでの”リニューアル説明会”はありません。”新しい博物館像は?”と聞かれると、{あなたなら、何を期待したいですか?}と、進行中でもある。”あー、観覧後、地元ワインでも飲みたいなー!”もあり。(近隣館情報担当・松尾) 

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